老人ホームにおける認知症への介護状況について、基本的には認知症対応型共同生活介護事業所いわゆるグループホームに入居することになります。なぜかというと、その病状にもよりますが、たとえば徘徊であったりあるいは周りの人へのトラブルなどの可能性があるために、たとえば有料老人ホームや特別養護老人ホームでは元気な認知症の人がいると、その人の介護に介護従事者がずっと付き添わないといけなくなったりあるいは症状が悪化するなどの可能性があると言われているためです。
そのため、グループホームなどで専門のケアスタッフがしっかりと見守りながら、比較的元気な人はなるべく症状の進行を遅らせるようなケアを行っていっていくという流れがあります。
グループホームでは専門のケアスタッフがどういったケアをしていくのかについてしっかりと研修なども受けていますから、症状に合わせて適切なケアがなされるとなりますが、一般的な特別養護老人ホームなどではそうしたスタッフはまずいないので、結果的に適切なケアが受けられない可能性が出てきてしまいます。
入居する側つまり利用者やその家族も、どういった老人ホームに入るべきかあるいは在宅サービスを利用するべきかをしっかりと考えていく必要がありますので、もし不安に思うようなことがあれば要介護度認定の際にも説明はあるのですが、市町村役場の介護保険担当課かあるいは在宅介護支援センターなどに相談をしてみることも一つの方法にはなります。

一言に老人ホームといえど、近年では富裕層を対象とした「高級老人ホーム」が存在しています。
高級住宅街にたたずむ一見、豪華なホテルのような介護老人ホーム。
中には60歳以上の入居が可能で、およそ1億円からという値段の施設もあります。
高級ゆえに設備や食事などの待遇もよく、一般の有料老人ホームとは異なったサービスが展開されているようです。
食事はまるでホテルのレストランといったようにメニューの種類も豊富なだけではなく、健康を配慮した栄養バランスや食材、味付けなど多彩な工夫が凝らされており満足度も安心度も高くあります。
施設はトレーニングルームや温泉、自由に開放されているサロンやテラス、劇場、図書室など入居者同士が交流できる場所や、陶芸、美術、囲碁将棋などの参加型イベントが催されているところもあり、賑わいが絶えないために老後の孤独を感じるといったこともありません。
老人ホーム内の活動だけではなく、バスツアーといった小旅行を楽しめることもできるようです。
また、医療設備や介護体制なども万全に整っており、クリニックが併設されているところも多く、体調を崩した場合は深夜などの時間の心配もなく医師の診断を受けることができるので安心です。
入居者の多くは元医師や公務員、弁護士や芸能人などで、一般人の感覚としては高すぎる値段ですが、入居率はほぼ100%の満室状態で、その分非常に充実した老人ホームであることが伺えます。